≪ コンセプト ≫
おいしいとは何か、味わいについて追求しています。
フランスのチーズ農家での製造・熟成、チーズショップでの販売経験とヨーロッパ・チーズの旅で出会ったチーズの中から、香り高く、噛みしめるほど豊かな味わいのチーズを使用しております。チーズ本来のうまみを損ねず、シンプルで力強いお菓子を目指しています。
チョコレート菓子は、チーズとチョコレートの共通点である口どけとアロマ、“発酵”という大事なプロセスを活かした芳醇な味わいです。

親子料理教室・2022年1月の会報告

今回は、日本人には欠かせないお味噌がテーマで、お味噌をじっくりと味わう体験をしていただきました。
お味噌は亀戸の佐野味噌さんがセレクトしてくださいました。
クイズ形式でお味噌あて大会にはみんな白熱し、同じ米味噌でも、北の赤味噌と西京味噌では色も味も固さも違うこと、豆みそはそのまま食べると苦くて渋いけど、料理に使うとあと引く味になってすごい好きになった、という感想がありました。

調理実習の、かつに添えるキャベツを自分で切ってみる、という試みをしました。
千切りは、左手で抑えるとう行為、右手で切るという行為、細く切るという行為、そして手を切っちゃうかも、と神経も使うし、いろんなことを同時に行なっているので難しい。
でも自分の今できる範囲でできる大きさに切ればいい、難しければ包丁は使わず手でちぎったっていい。レンジであたためたらどんな大きさだって甘くておいしくなるよ・・・と説明すると、全員、キャベツを切る事にトライし、そのほかの包丁を使う作業も、全員が怖がることなく見事な包丁さばきで行なっていたのが印象的です。
調理はお母さんを頼らず、全て自分でできたんだ!という男子は、ここに来るのが楽しみで、将来は料理人になろうかな、と話していました。
市販のソースが苦手なので、いつも塩とこしょうでカツを食べているという子は、今回の八丁味噌で作ったソースがすごく気に入り、これからはこれを常備しておこう、と語っていました。
料理の仕方だけではなくて、どうしてこういう作業をするのか、ということを教えてくれるので、自分がどうして失敗してきたのかがわかりやすい、という意見もありました。

私が区民センターでしていることは、365日料理を真剣につくり、子供たちとのやりとりから得られたことです。これだ、という味ができなかったこともあるし、子供たちがどういうことだったらやる気になるのか、楽しく思えるのか、をいつも考えてきたからです。日常から学ぶことは大きいなあと思います。

次のレッスンでは、今回少しだけ話した、出汁をメインに楽しい実験をします。